こんにちは。
そろそろツアーなどの値段が下がってきて、旅行しやすいシーズンになってきましたね。
わたしは以前、この時期に沖縄ツアーに行ったのですが関東との温度の違いにびっくりしてしまいました。
たまたま寒くなかった日なのかもしれませんが、1月なのに春先に着るようなコートで充分でしたね。
さて今日は、「赤犬子」という沖縄の伝説を紹介します。
むかし、楚辺にチラーという娘がいました。
チラーには大屋のカマーという恋人がいましたが、村の若者たちは、美しいチラーを他所者のカマーに奪われたのが我慢なりませんでした。
若者たちは共謀してカマーを連れ出し、ついに殺してしまいました。
そのあと、チラーは人目を避けて赤犬を相手に暮らすようになりました。
そのときチラーは、カマーの忘れ形見を宿していました。
ある年、この地方にひどい旱魃が襲いました。
どこでも祝女に頼んで雨乞いの祈祷をしましたが、さらに験がなく田畑のものは枯れ果ててしまいました。
飲み水にも窮したある日、愛犬の赤犬が全身濡れねずみになって帰り、チラーの着物の裾をくわえて引っぱりました。
赤犬がみちびいたのは村の隅にある洞窟でした。
その洞窟に入ると、奥に尽きることのない泉があったのです。
赤犬のおかげで泉を発見し、村中は窮地を脱することかできましたが、そうなるとチラーの妊娠を赤犬の子だと、かげで囁き合うようになりました。
チラーは居たたまれなくなり、伊計島に逃げて男の子を産みましたが、産後の肥立ちが悪くて死んでしまいました。
その男の子は赤大子の名を負わされて育ちましたが、成人すると三味線ひきの始祖となり、多くの哀歌名歌を残したといいます。
赤犬子を祀った宮は、読谷村にあります。