ドーバー海峡に面したイギリス、ドーセットのブリットポート産の「アンモナイトの壁」からは、ジュラ紀の、おびただしい数のアンモナイトが産出する。
この壁は、一枚の地層からなり、アンモナイト、オウムガイやベレムナイト、二枚貝の遺骸が積み重なっており、およそ一億七〇〇〇万年前の海底の様子を示している。
よく見ると、巻きの直径が数センチメートルの小さなものから、五〇~六〇センチメートルに達する大きなものまで、数多くのアンモナイトが、オウムガイや二枚貝などの化石と一緒に、黄褐色をした砂岩層を、びっしりと埋めつくしている。
このジュラ紀はアンモナイトを中心に貝類にとって大発展のできた、豊かな環境の海であったことを示している。