保存状態のすばらしいことは、三葉虫類やウミホタル類の化石をX線を使って撮影したところ、からだの構造や堅い殻の下にあって、肉眼では確認できなかった触角や肢などの非常に細かな部分までが、完全に化石として保存されていることでわかる。
また、とりわけたくさん産出するヒトデ類やウミユリ類は、クラウン(腕や羽枝を一方向になびかせたままの姿勢で化石となっていて、当時の海水が流れた方向を示している。
そのため、これらブンデンバッハの化石動物群には、およそ四億年前の海底の様子や、その海に生息していた生きものを知ることができるいろいろな情報が蓄えられていて、デボン紀の古生物学の発展に大きく貢献している。